奥野製薬工業は、2025年に、創業120周年を迎えます。
この長い歴史におきまして、当社をご支援くださったすべてのみなさまに改めて感謝申し上げます。
私たちを取り巻く世界は大きな変化の只中にあります。地政学的なリスクの高まり、資源価格の変動、そして気候変動に対する取り組みの加速など、国際社会全体が複雑な課題に直面しています。加えて、生成AIをはじめとする急速な技術革新があらゆる産業の枠組みを塗り替えつつあります。
国内に目を向けると、少子高齢化による労働人口の減少、サステナビリティの要求の高まりなど、企業にはこれまで以上に柔軟かつ戦略的な対応が求められています。
令和7年度、私たちは新たな経営理念を掲げてスタートします。
科学のチカラを集めて 挑戦を続ける永年企業をめざし 豊かな社会を実現する
この言葉には、私たちが培ってきた技術力をさらに高め、常に挑戦を続けながら、社会にとって価値ある企業であり続けたいという思いを込めました。
さらに、私たちがめざす長期ビジョンとして、以下の方針を掲げました。
10年後の未来のために
世界を豊かにする技術のイノベーターとして
挑戦するOKUNOでありたい
これは、単に自社の成長をめざすだけでなく、世界に貢献できる技術を創出し、持続可能な社会の実現に寄与するという強い意志の表明です。
これからの時代には、過去の成功体験にとらわれず、自らを進化させる力が求められます。OKUNOは社内の壁を越え、部署や役割を超えたコラボレーションを重ね、「できるかどうか」ではなく「どうすればできるか」をともに考えて、新しい歴史に向けて真摯に挑戦し続けます。
OKUNOは、みなさまのご支援を賜りながら、豊かでクリーンな未来を目指して着実に歩みを進めてまいります。
あわせて、今年度も安全と健康を最優先にすべての社員が安心してチャレンジできる職場環境の整備に取り組んでまいります。
令和7年度も、どうぞよろしくお願いします。
令和7年4月1日
代表取締役社長 奥野 直希