磁性粉末をプレス成形する圧粉コアは、形状の自由度が高く、渦電流損失が低い磁性体として、高トルク性能が求められる電気自動車用モーターはもちろん、ドローンやロボット掃除機など小型・軽量化が求められる分野でも注目されています。
圧粉コアでは、渦電流を抑制する目的などで磁性粉末の表面に絶縁性を付与する様々なコーティング技術が開発されており、シリカ・アルミナなどの酸化物皮膜を用いた無機タイプのコーティングは、高硬度・耐熱性に優れるなどの特長があります。一方、これらのコーティングは、形成時に高温焼成が必要で、熱応力によるクラックや剥離が生じやすいことが課題となっていました。
そこで当社は、100~150℃の低温熱処理で磁性粉末などの粉体に均一なシリカ薄膜を形成できる無機タイプのコーティング剤Protector PWシリーズを新たに開発しました。
噴霧量、噴霧スピード、薬液濃度を管理することで、ご要望の膜厚を形成でき、優れた絶縁性・耐食性を付与します。㈱パウレック社の転動流動層造粒コーティング機と組み合わせ、スプレー噴霧と同時加熱方式を採用することで、薄膜を効率的かつ均一に形成できます。
Protector PWシリーズは、100~150℃の低温熱処理で磁性粉末などの粉体に均一なシリカ薄膜を形成できる無機タイプのコーティング剤です。噴霧量、噴霧スピード、薬液濃度を管理することで膜厚を制御でき、高い絶縁性と耐食性を付与します。
㈱パウレック社の転動流動層造粒コーティング機と組み合わせ、スプレー噴霧と同時加熱方式を採用することで、薄膜を効率的かつ均一に形成できます。装置を用いたテストの実施や装置販売も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。